[エッセイ・小説] 1992年 マガジンハウス
(本文より)
若い人間が元気一杯だなんて大嘘だと思った。 元気なフリをしている無自覚な人間だけが若いのだ、と。 19歳になった僕は、やはり疲れ切っていた。 そこそこ大学の授業に通って、友人とそこそこの話をし、そこそこギターが弾けるだけの無口な少年でしかなかった。 それも、こんな世界では当然の話だと僕は思っていたのだ。
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